認知症予防と改善のヒント

2020年09月15日

「食事」 105歳まで現役医師として活躍され、惜しまれながら逝去された国際聖路加医療センターの日野原重明先生をご存知でしょうか?

文化勲章を頂くような功績をあげられた、大変尊敬すべき医師ですが、毎日の食生活には大変「こだわり」を持っていらっしゃいました。

さて、老化予防と食生活には大きな関係があるのでしょうか?

生活習慣を正して、バランスの良い食事をとり、適度な運動をし、くよくよしない、適正な睡眠をとるなど等、「健康管理法」は当たり前の様にテレビ、新聞、雑誌等で情報発信がされる時代となりました。

日野原先生は東関東大震災や原発事故患者の「救急救命」の最前線で尽力された稀有の名医でしたが、「食事」の摂り方に特色がありました。毎日欠かさず「オリーブオイル」「きなこ」「蜂蜜」を召し上がっていらっしゃいました。

これらの効能として

  • 血液サラサラ→動脈硬化予防、血管しなやか作用
  • 脳神経活性化→記憶力減退予防、脳機能改善
  • 免疫力増強→風邪をひかない、ウイルスの増殖を抑える
  • 一日の総カロリーは1,300キロカロリーまで

これらの効能のあるものを毎日の食事の中で「ティースプーン」1杯だけ摂ってらしたのです。

毎日、同じ時刻に同じ量を少量・適量摂ることに大きな意味と効果があったようです。

ご興味のある方は栄養学に詳しい病院や健診センターの「管理栄養士」の方や「栄養学に詳しい医師」にご確認ください。但し、決して自己診断や過剰な摂取は控えて下さい。あくまでも「栄養素」ですから過度な「治療効果」を期待するものではありませんし、沢山とれば効果が上がる、認知症が改善するものでもありません。