自然に帰りたい 樹木葬の人気
2020年10月01日
【樹木を墓標にした樹木墓地】
樹木墓はその名の通り、墓石の代わりに樹木を墓標にしたものです。海洋散骨と並び、自然に帰る自然葬のひとつとして、注目されています。
宗旨宗派不問・継承者が不要で、寺院や霊園で永代の供養を行ってくれるところが多いので、継承者や管理について不安な人にはおすすめです。
遺骨を自然に還すという点で散骨と間違われやすいですが、樹木葬はあくまでも埋葬です。したがって法律上認められた墓地や霊園以外に埋めることはできません。一般的な樹木葬には、主に、里山の中に埋葬する「里山型」と、霊園内の区画分けされた場所に埋葬する「公園型」の2種類があります。
【公園型】
公園型は一人ひとりに対し樹木を植える形ではなく、1本の木の下に合同で眠るタイプと、個別区画を設けているタイプがあります。
人工的に造られたものではあるものの、樹木葬の一種と言えます。
【里山型樹木墓】
里山型は、里山の自然の中で眠ることができます。そのままの自然をいかした里山型は、周囲の自然と一体となることができ、墓標は、樹木や花などを墓標としています。
里山型は、自然を壊すことなく保全することを考えており、人工物は使わず、本当の意味で自然に帰るという埋葬形態をとることにより、環境の保全にもつながるという社会的意味も持っております。